先輩インタビュー

在宅訪問薬剤師

地域の暮らしに寄り添う、
薬剤師という仕事

在宅訪問薬剤師

所属店舗:在宅調剤センター府中店
入社年(キャリア):2022年

Q1. ノムラ薬局に入社しようと思ったきっかけや決め手を教えてください。

当初は病院薬剤師として働くために就職活動を始めましたが、コロナ禍ということもあり難航していました。その時に自分が薬剤師として働く時の軸を見直し、「他職種連携の中で薬剤師の存在価値を示すこと」「人の生活に寄り添うこと」「キャリアの選択肢を狭めない」という3つの軸を設定しました。1つ目の軸は病院に限らず在宅医療や地域コミュニティへの参画で実現できると考え、地域密着型の中小規模薬局に視野を広げました。また、2つ目3つ目の軸は病院よりも薬局で在宅医療や日用品販売などを通して実現可能性を感じ、時代に合わせてOTC販売から在宅医療へ変革してきた企業に絞り込みました。その中で実際に店舗見学をした際に見た、スタッフの働き方と患者さんの表情などからノムラ薬局への入社を決断しました。

Q2. 現在の仕事内容を、1日の流れとともに教えてください。

在宅訪問の一日を紹介します。
10:00 出勤、翌日往診予定のCLへ処方依頼連絡
10:15 訪問診療同行のため施設へ移動、カート配薬実施
10:30 CL到着 訪問医・訪問看護師・薬剤師で診察前カンファレンス、訪問診療開始
    各患者様の居室を訪問、処方提案や残薬調整、薬剤管理指導を実施
12:00 診療終了 診察後カンファレンス、処方箋応需・店舗へ情報共有
12:30 店舗着、昼休憩
13:30 調剤・監査
17:00 当日対応のため再訪問準備、出発
17:30 施設着、臨時配薬実施
18:30 店舗着 薬歴記載・報告書作成
19:00 退勤

Q3. この仕事をしていて「やってよかった」と感じた瞬間やエピソードを教えてください。

私が担当していたがん終末期の患者様がいよいよ医療用麻薬を使った緩和ケアに移行して少し経った頃です。いつも訪問するたびに気遣って笑わせてくれる方でしたが、その日は少し表情が暗く見えました。互いプライベートなことまで話せる関係を築くことができていたからか、弱いところを見せるのが苦手で痛みや苦しさを我慢していたことを打ち明けてくれました。ご本人にも了承のもと、すぐに主治医や訪問看護師と情報共有を行い、医療用麻薬の増量提案をしたことでいつもの笑顔が戻ってきました。最期を迎えるときも「痛みや苦しさはない、ありがとう」と言っていただきました。人の生活に寄り添い、薬剤師としての存在価値を示せたかもしれないと思えた瞬間でした。

Q4. 仕事をする上で難しいと感じることや、乗り越えた経験があれば教えてください。

現時点で難しいと感じていることは、自分の業務管理と自分以外のスタッフの業務管理を両立させることです。乗り越えた経験としては、薬学的知識をアップデートする方法です。外来業務だけを行っているときには、知識を広げることも深めることもできていませんでした。在宅業務に関わり始めてから、他職種の視点を知ることで薬剤師として必要な知識に気付き、主体的に学びを深めることができるようになりました。

在宅訪問業務にあたる様子

Q5. 職場の雰囲気やチームの様子を教えてください。

私の所属する在宅調剤センター府中店は、コミュニケーションが活発なことが特徴です。在宅医療に関わる上で重要なことは一人で抱え込まずに支えあうことだと考えています。「よろしくお願いします」「ありがとう」といったあたりまえの声掛けから、時間をかけた業務改善のための意見交換など様々です。その日頃のコミュニケーションの甲斐もあり、頼り頼られる関係で働けています。

Q6. 入社前と入社後で、自分自身が変わったと感じることはありますか?

一番大きく変わったのは、患者様の治療に貢献するための視点が増えたことです。入社前は自分自身が患者にできることは何かを考える視点だけでしたが、ご家族や他職種とともによりよい治療を届けるために薬剤師としてかかわれることは何かを考える視点になりました。

Q7. あの店のあの人になるために、意識してること、努力していることはなんですか?

「あの店のあの人に相談しよう」の前には、まず「あの店のあの人」と思い出してもらう、覚えてもらう必要があると思います。「相手の名前で呼びかける、自分も名乗る」を繰り返すことで、自然と名前と顔を覚えてもらえています。その甲斐もあって患者様や他職種から名前で呼んでいただけるようになりました。

処方内容を確認する様子

Q8. 育児・プライベートとの両立や働き方について教えてください。(答えられる範囲で)

在宅医療に関わるうえでプライベートとの両立は不安要素のひとつだと思います。夜間休日の電話当番制、有給休暇の積極的消化によって両立できています。

Q9. 今後、仕事を通じて挑戦したいことや目指していることを教えてください。

今後実現したいこととして、在宅調剤センターの役割確立と持続可能な業務整理、人材育成です。「未病から看取りまで」の看取りへのバトンを在宅調剤センターが引き継げるような組織づくりでノムラ薬局の中での役割確立を目指しています。そのために必要不可欠なのは人材。属人化しないような業務整理と、その環境下での育成がノムラ薬局の掲げる「あの店のあの人」を増やすことに繋がると考えています。

Q10. ノムラ薬局への入社を考えている方にメッセージをお願いします。

1976年の創業以来、日野市八王子市の方々に選ばれ続けて今のノムラ薬局があるのは、地域の方々にとっての「あの店のあの人」として貢献してきたからだと考えています。調剤薬局の集約化・大規模化が求められる今後、ノムラ薬局で目の前の患者様・お客様にとっての「あの店のあの人」を目指してくれる方をお待ちしております。

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